実際のところ東京タクシー業界はどうなっているのか

東京タクシー業界で働きたい、と考えている人はたくさんいます。では、実際のところ東京タクシー業界は儲かるのでしょうか。実際に働いてみるまではわからない、東京タクシー業界の本当の話を聞いてみたいものです。転職してよかった、という声がある一方で「考えていたものとは違った」というケースがあるのは、どの業界でも同じです。東京タクシー業界ではまず、勤務時間の長さに驚いたという声が多く聞かれます。東京タクシードライバーとして営業している間だけが、拘束時間ではありません。出庫準備や帰庫準備、車の洗車などの時間全てを含めると21時間も拘束されていた、という話もあります。実際の勤務についたばかりの頃は、体が慣れるまで若干大変という人もいるそうです。

「収入が不安だった」という東京タクシードライバーの話も、もちろん聞こえてきます。東京タクシー業界の売上は、基本的には歩合制です。サラリーマンとは少し異なり、月給などが決まっているのではありません。実際にタクシーに乗り、道を覚え接客をこなし、お金を最低限得られるようになるまでは、少し時間がかかる人もいます。もちろん、東京タクシーの中には、こうしたノウハウや実際の稼ぎ方を初心者に研修などで教えてくれる会社も存在しているのですが、その一方ですぐに現場に投げ出され、体で覚えるという会社もあるのです。最初の内は誰でも悩みは尽きないものですから、出来るだけ多くの営業方法や地域などを試してみると良いでしょう。

実際の拘束時間が長く、最初の内は収入が安定しないとなると、健康管理が大切となってきます。毎日ストレスを抱えながら、お客さんを乗せて走るのは大変なことです。東京タクシー業界では、休憩時間は自分で取得します。収入が不安定なときや、目標金額に達しない場合は焦りからどうしても、休憩時間を削ってしまうのです。しかし、これは大きな間違いと言っておきます。健康を害してしまっては、勤務を続けることすら難しくなるのです。ましてや歩合制で自己管理が求められる東京タクシー業界で働くのであれば、健康管理には気をつかうのが当然と言えます。ドライバーという仕事上、実際はずっと座っていることが多いというのも特徴です。そのため腰痛などの問題を抱えるケースも見られます。こうした部分も定期的にメンテナンスを行い、休むときには体を伸ばすようにするなどの、柔軟な対応を自分で行う必要があるのが、東京タクシー業界で働く難しい部分と言えるかもしれません。